ケアマネマーblog

ケアマネの仕事や介護保険関連の記事を書いてます(^^

高齢者の生活保護

こんにちわ(^^ ケアマネジャーのマーです。

普段、居宅介護支援事業所でケアマネジャーという仕事をしています。

今回は高齢者の生活保護についてお話しします。

今回は僕が担当した時点で既に生活保護を受けていた高齢者の方々を取り上げています。

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目次 :

 

1) 生活保護って?

 

健康で文化的な最低限度の生活

 
生活保護とは、生活に困窮した人が国に保護の申請を行い、国からの扶助を受け取ると言った制度になっています。
皆一律に受けられる制度です。
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生活保護の扶助

1)生活扶助

これは日常生活において必要な助食費・被服費・光熱費等を金銭で受給できます。但し、金額は人により違ってきます。

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2)住宅扶助

 アパートの家賃等を扶助してくれます。扶助の上限金額は市町村により違ってきます。

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3)教育扶助

子供の学費等、決まった金額を扶助してもらえます。

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4)医療扶助

病院での治療費や薬代を扶助してもらえます。

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5)介護扶助

介護サービス利用時の費用を扶助してもらえます。

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6)出産扶助

定められた範囲内で出産費用を受給できます。

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7)生業扶助

就職に必要な技能の習得時に受給されます。

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8)葬祭扶助

葬祭に掛かる費用を扶助してもらえます。

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※この他にもNHKの受信料が免除になるそうです。

pid.nhk.or.jp

 

生活保護の申請

 
生活保護の申請は各市町村の役所、生活福祉課(地域によって呼び名はちがうかもです)で行います。
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2) Aさんの場合

   

ネコ好きの80代のおばあちゃん

 

Aさんは70代後半から生活保護を受け、一人でアパートに住んでいました。

同じ市内に長女が住んでいるらしいのですが、もう何十年も会っておらず、電話番号も分からないとの事。

認知症はなく、会話も普通にできますが、病気で下肢筋力の低下が見られ歩く時は屋内は何かを持って伝え歩き。屋外は歩行器を利用していました。

僕がAさんを担当した時、Aさんはなんと12匹のネコを飼っていて、部屋は猫の糞尿でエライ事になってました💦とにかく臭いが凄くて僕も初めて訪問した時にはクシャミと咳が止まりませんでした💦

すぐにヘルパーを週3回介護保険で利用して部屋の掃除や買い物をしてもらいましたが、ヘルパーさんも3か月で5人くらい変わりました。みんな部屋の悪臭に耐えられなくてアレルギーになったヘルパーさんもいました💦そんな中でAさんはタバコをプカプカ吸うくらいのヘビーなおばあちゃん。

明らかに多頭飼育崩壊してるワケで、僕も何度か動物愛護団体に相談しないかとAさんに言っていたんですが「自分の子供達だからそれは嫌」の一点張りでした。

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ヘルパーが入って半年ほど経過。何とか部屋もきれいになり、当初の悪臭は大分無くなりました。(と、言うより僕が臭いに慣れた感もありました)ある日、訪問に行くとネコが少なくなってたので聞くと、

「こないだ5匹亡くなったんよ」と、Aさんは言いました。

「どこかに埋めてあげたん?」と僕が聞くと、

生ごみで出した」とのこと💦

もう少し早くに手を打ってあげれば良かったなぁと、今でも悔やんでいます。

 

3) Bさんの場合

 

部屋がサウナ状態の70代のおじいちゃん

 

Bさんは60代後半から生活保護を受け、一人でアパートに住んでいました。

若い頃に九州地方から出稼ぎに来たらしく九州にはお兄さん夫婦がおり、電話番号も知っているとの事。ただ、Bさんから連絡する事はない様子。

Bさんはパーキンソン病を患っており、日常動作が困難になっていましたが、ヘルパーやデイサービスを利用し何とか生活を継続していました。

Bさんのアパートにはエアコンが付いてませんでした。

Bさんを担当して初めての夏、家に訪問に行くとBさんはベッドに横たわりベッドサイドに扇風機を2台設置してました。

「夏はいつも扇風機2台で過ごしてる」との事☀️💦

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部屋はさながらサウナの中みたく熱くなっていましたが、Bさん的には「毎年のことだから大丈夫」と一点張り。

夏のある日、Bさんを担当しているヘルパーさんから連絡があり「Bさんの体調がおかしい」との事。急いで訪問するとBさんはベッドでグッタリしており、明らかに苦しそうなので救急車を呼んで病院へ。結果、脱水症状で危ない状態でした。

Bさんの主治医や看護師、担当のケースワーカーと相談し、病気もあるBさんの1人暮らしに限界が来ているため、施設入所を考えた方が良いとの事。Bさんにも相談し、生活保護でもOKな有料老人ホームを探し施設入所の方向で動きました。

有料老人ホームの担当者から「身内の方に保証人になってもらい、書類にサインをもらいたい」と言われたのでBさんに九州のお兄さんと連絡を取ってもらうように頼むと、Bさんは頑なに拒否。実はBさんは兄にお金を借りており、それを返済できなくて逃げるように九州から出てきたと初めて話してくれました。

そんな事情なので僕の方から兄夫婦に連絡をとり今のBさんの今の状況を説明。書類をそちらに郵送するのでサインを書いてもらうように頼みました。その時は兄さんも承諾してくれましたが、数日後に兄さんから連絡があり...

なんで本人から連絡してこない!一言連絡してきて謝らないと書類にサインはしない!

と、電話口の向こうでブチ切れていました💦

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Bさんにその事を話すとBさんはやはり拒否💦

困ったなぁと思っていた時にヘルパーさんから入院しているBさんの状態を知りたいとの連絡があり、今のBさんの状況を説明するとヘルパーさんが「なら私がBさんに連絡する様に説得してみます」との事。

結果、Bさんは兄に連絡し書類も揃い、無事施設入所する事が出来ました。

あの時のヘルパーさんにはホント今でも感謝しています。

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4) 共通点

 

もれなく家族と仲が悪い

 

AさんとBさん。この二人の共通点は共に身内と仲が悪い事でした。全ての生活保護の人がそうだとは言いませんが、何かしら家庭に事情があり頼るべき相手がおらず、高齢になって生活保護を受給している人が多いと思います。

そしてなぜ家族や身内と不仲になったか。その経緯を中々話そうとはしてくれません。そりゃ嫌な思い出は思い出したくないからですね💦

ただそれだと何かあった時に話が前に進まないのが現状なので、何か月も掛け、本人と打ち解けて行く信頼関係が大事だと思います。

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5) 生活保護の推移

 

今後も高齢者の生活保護は増える!?

 

例えば昨年、僕は担当してる高齢者の生活保護を初めて申請しました。皆、色々な事情があると思いますが、僕の肌感覚的にも今後も生活保護の割合は増加して行くのではないかと思っています。

www.jiji.com

 

ケアマネも介護保険を扱う専門職ではなく、介護保険以外で、本人の困ってる事も解決して行かないといけないと思います。そこで大切なのは、医師やソーシャルワーカー・ケースワーカー等の専門職の人との連携を取っておくこと。ケアマネ一人で困難事例に立ち向かうのではなく、地域の人とのマンパワーで困難事例に立ち向かうコミュニケーション能力が必要だと僕は思います。

 

今回は僕が担当した時点で既に生活保護を受けていた利用者のお話でしたが、次回は実際に僕が生活保護を申請した利用者のお話を書こうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^