ケアマネマーblog

ケアマネの仕事や介護保険関連の記事を書いてます(^^

本人と家族の意見の相違

こんにちわ(^^ ケアマネジャーのマーです。

普段は居宅介護支援事業所でケアマネジャーという仕事をしています。

今回は本人と家族の意見の相違についてお話しします。

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目次 :

 

1) 考えの相違

 
介護サービスを利用するにあたり、本人と家族の意見が違うっていう事は良くあります。
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そんな時はまず、介護サービスを利用する目的から説明します。たくさんある介護サービスでもその中身を分からないと本人も家族もモヤモヤが残ると思います。

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在宅での介護サービス

 
在宅でのサービスは「自宅で過ごしながら介護サービスを利用する」ものです。
 
介護サービス

・通所介護(デイサービス)

・デイケア(通所リハビリ)

・訪問介護(ヘルパー)

・訪問入浴

・訪問看護

・訪問リハビリ

・福祉用具(ベッド・車イス・歩行器 etc...)

 

この様なサービスを組み合わせ、自宅での生活が快適に送れる様に利用します。
例えば「下肢に麻痺があり、自宅の浴槽をまたげないので入浴が難しい」と言った場合
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選択肢は
・デイサービスで入浴
・デイケアで入浴
・訪問入浴を利用
を考えます。まずは「本人が安心・安全に入浴できる環境」の提案を行います。
お風呂で入浴介護をする女性のイラスト
 
それに伴い、
・デイサービスでみんなとワイワイしたい
・デイケアでリハビリ運動もしたい
・外出は難しいので自宅で入浴したいから訪問入浴を利用したい
と行った入浴以外での本人・家族の意向を考えていきます。

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施設入所

  
「今後の事も考えたら一人暮らしに不安がある。同居も難しいから施設を紹介して欲しい」と言う場合は本人・家族にとってどんな施設が最適なのかを考えます。
 介護施設のイラスト
 
介護施設にも色々な種類があります。

www.ma-blog.net

 

1人暮らしは難しいが普段の生活は比較的自分で行えると言った場合

・軽費老人ホーム(ケアハウス)

・住宅型有料老人ホーム

 

体は元気だが認知症が進行し1人暮らしが困難と言った場合

・認知症対応型共同生活介護施設(グループホーム)

 

等、本人の身体状況や家族の意向等を考えて施設を提案して行きます。

在宅での介護サービスでも施設入所でも提案する上で大事な事は、

サービス利用のイメージ」を本人・家族に説明し、イメージしてもらえるかどうかだと思います。

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2) 本人の想い

 
ここではサービスを利用する本人の気持ちを考えたいと思います。

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サービスを選ぶのは本人の意志

 
例えば病気になり日常的にリハビリが必要になった高齢者がいるとします。
デイケアや訪問リハビリ等、リハビリを行う介護サービスが様々ありますが、
一番に考えなければいけないのは「リハビリをしないといけない」ではなく、
本人がどういった環境ならリハビリを継続できるかです。
 リハビリをしている老人のイラスト f:id:ma-km:20191023100630j:plain

リハビリを初めても継続できなければ意味がありません。その為には本人がやりやすい環境を提供する事が大切です。
 
・みんなでワイワイしながらリハビリをしたい
・集団がニガテなので自宅でマンツーマンでリハビリをしたい
など、本人と相談しリハビリの出来る環境を整えて行きます。ケアマネはサービスの提案・提供は行いますが、サービスを利用するかどうかは本人の意志決定です。
本人が納得するサービスに巡り合えるように話し合う事が大切です。

f:id:ma-km:20191023101510j:plain  スマートフォン教室のイラスト

 

リハビリ以外の生活の楽しみ

 
介護サービスの提案をする時、リハビリ以外でのプラスアルファがあればなお良いと思います。例えば将棋が好きなおじいちゃんがリハビリサービスを利用したいと思った時に将棋も出来るデイケアを提案してあげる等のアプローチがあると、ただリハビリを行うだけではなく日常生活に楽しみが出来ると思います。

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3) 家族の想い

 

 本人の気持ちと同時に家族の意向にも耳を傾けます。

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出来るだけ本人の望む生活を

 

家族の相談で僕が多いと思うのは「本人の望む生活を続けさせてあげたい」 と言った意見です。

デイサービスに行きたい、ヘルパーに掃除に来て欲しい、施設に入所したい等々、どの家族さんもまずは本人が生活する上で必要な介護サービスは何かと言う所を考えて相談にきます。

と言っても全部が全部そうではなく...

「ケアマネでしょ?そっちに任せます」

と言って、初回面談でしか会わずあとはこっち任せの家族もたま~にいます💦

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介護負担の軽減

 

次に家族からの希望で多いのが、家族の介護負担の軽減です。

・本人がデイサービスに行っている間を自分の時間にしたい

・週末はショートステイに行ってもらい、自分の体を休めたい

等の要望はよくあります。介護サービスは本人が利用するので本人の気持ちが大事ですが、それと同時にその本人を介護する家族の気持ちも大切です

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実際に僕が担当していたおじいちゃんの話で、奥さんと二人暮らしをしていたんですが奥さんが介護疲れで入院したんです。その間おじいちゃんは一人での生活が難しいのでショートステイを2週間程利用しました。

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本人はショートステイを物凄く嫌がってましたが💦近くに身内や親族と言った人もおらず全ての介護負担が奥さんにのしかかってました

もうこの時点で本人の在宅での生活の継続は難しくなります。こう言ったケースも数多く聞きます。なので介護する側のケア...レスパイトケアも考えなければいけません。

 

www.osumai-soudan.jp

 

 

 

4) 見るべき視点

 

「妥協」ではなく「歩み寄り」

 

 「本人」はこうしたい。「家族」はこうしたいと意見が食い違う事はあります。

ケアマネとしてどちらのいけんも尊重して支援を行っていきたいと思うのは当然なんですが、大切な事は双方の意見を歩み寄らせることだと思います。

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「本人がこう言ってるから...」

「家族がこう言ってるから...」

本人・家族共に想いがある訳です。

「あなたの意見全てが叶えられるわけではありませんよ」

ではなく、

お互いの主張する声を聴き、お互いが納得できる直地点を見つける事が大切だと思います。

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まとめ

・介護サービスを利用する際、本人と家族の意見の相違はあります

・本人に対してはやったら楽しくサービスを利用できるかを考える

・家族に対しては介護が負担にならないレスパイトケアを考える

・お互いの意見を妥協するのではなく歩み寄らせましょう

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^